日記
田舎の商売
こんばんは
すっかり書き出すのが遅くなってしまいました。
私たちが商売をしているのは愛媛の端っこ宇和島市です、ここは海に近く、見上げると山もすぐそこ、という立地です。
人口は7万人を切り、消滅可能性都市に入っているような場所です。
そう、簡単に言ってしまえば 田舎 です。
私が商売を始めた8年前からしても、確実に年々厳しくなってきています。 人口減少も、最近の原材料の高騰も原因です。
売り上げ規模のわりに人をたくさん雇っているのも大変な原因の1つです。 ただ、私たちの仕事は人が手で材料を計り、ふるいにかけ、混ぜて、型に入れて、焼く、そして袋に1つ1つ入れて表示シールを貼る、という作業です。 何個でも何千個でも1つ1つ手で作っていますので、たくさんの作り手が必要です。 効率を求めて、求めてスピードを加速させることも必要なのかもしれませんが、私たちが扱っているのはただのモノではなく食べ物ですので、きちんと丁寧に仕上げていくことが一番大切だと思っています。
そして、人の雇用を積極的にしている理由は、この場所に(宇和島)根をおろしてくれる人を増やす為でもあります。 だからどんなに厳しくても、私たちの会社では人を削る、という選択肢はないのです。
色々と商売をやっていくには厳しい状況の中ではあるのですが、せっかく田舎でやっているのだから、私たちにしかできないような価値を探そう、と今若いスタッフが中心になり頑張っています。
これからおもしろい取り組みもできるといいな、と思っています。
そして今日(日付が変わってしまいましたが)、新たな風を吹かせてくれるであろう人材が会いに来てくれました。
田舎の商売、めいっぱい楽しんで、生かしてやっていきたいです。
オーナー 藤岡